ガソリンスタンドでのタイヤ空気圧調整は迷惑?店の本音と頼み方のコツ

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ガソリンスタンドでタイヤの空気圧の調整をお願いすると、「迷惑にならないか」と心配になりませんか?

空気圧の調整はドライバーにとって欠かせないもの。

でも、ガソリンスタンドのスタッフにお願いするのは、なんとなく気が引けます。

この記事では、ガソリンスタンド側の本音や迷惑にならない頼み方のコツをご紹介します。

さらに、自分で空気圧を調整する方法やブランドごとの違いについても解説します。

これらの情報を参考に、ガソリンスタンドでの空気調整を気軽に行ってみてください。

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この記事のまとめ

ガソリンスタンドの事情

  • 空気圧調整が無料で行われる理由として、安全性向上、顧客満足度向上、追加サービスの提案といったメリットがスタンド側にある。

頼み方のコツ

  • 迷惑と思われないため、混雑時や人員不足時など、店員が困る状況を避ける。
  • 丁寧に依頼し、適正な空気圧を伝える。
目次

1 ガソリンスタンドでの空気圧調整は可能?

タイヤの空気圧調整は、安全運転を維持するために欠かせないメンテナンスです。

ここでは、ガソリンスタンドで空気圧調整が可能かについて説明します。

1-1 空気圧調整は無料でできるの?

ほとんどのガソリンスタンドでは、無料で空気圧調整をすることができます

スタッフが給油してくれるフルサービスのガソリンスタンドでは、給油時に依頼すれば、空気圧のチェックを無料でしてくれるのが一般的です。

また、セルフのガソリンスタンドでも、スタッフに空気圧の調整をお願いできる場合があります。

ただ、混雑時やスタッフの手が足りない場合もありますので、その場合には、備え付けられた空気入れ(エアインフレーター)を使って利用者自身で調整する必要があります。

通常、エアインフレーターは無料で利用することができます。

ただし、一部のガソリンスタンドでは、空気圧の調整を有料としているので注意が必要です。

有料の場合には、100円から300円程度かかることが一般的です。

ガソリンスタンドは、店舗ごとに経営母体が異なり、考え方も違うので、事前に確認するのが賢明です。

1-2 空気圧調整のみでガソリンスタンドの利用は可能?

給油などのサービスを受けず、空気圧調整のみでガソリンスタンドを利用することについても、スタンドの方針次第です。

フルサービスのスタンドでは、給油とあわせて空気圧調整をお願いした方がスムーズですが、対応してくれる場合もあります。

一方、セルフのガソリンスタンドでは、利用者自身が空気入れを借りて使うことができる場合が多いでしょう。

あくまでもお店の方針次第ですので、給油の際に確認しておけば、次回以降安心して利用できますね。

このように対応しているガソリンスタンドもあります。

ただ、ユーザー側としては、節度を持って空気圧調整を依頼したいですね。。

スタンドでの空気圧調整のまとめ

  • 多くのガソリンスタンドでは、空気圧調整が無料
  • 給油せず、空気圧調整だけの利用でも対応してくれる場合もある。
  • 有料の場合もあるので、あらかじめ確認しておくことが賢明

2 迷惑にならない空気圧調整の頼み方

空気圧調整をお願いする際に、迷惑にならない方法を知っておくと安心です。

ここでは、フルサービス店とセルフサービス店、それぞれの頼み方のコツを紹介します。

夜間でも空気圧調整ができるかについても触れます。

2-1 フルサービス店での頼み方

フルサービスのガソリンスタンドでは、スタッフが給油や車両点検を行います。

空気圧調整を依頼する際のポイントは、以下の3点です。

ポイント①:タイミング

ガソリンスタンドが混雑している時間帯を避け、比較的空いている時間帯に依頼すると、スタッフも余裕を持って対応できます。

ポイント②:丁寧な依頼

給油時にスタッフに「タイヤの空気圧を調整していただけますか?」と丁寧に依頼します。

ポイント③:適正な空気圧を伝える

適正な空気圧の数値を伝えるとスムーズです。運転席側のドア付近や給油口のフタの裏側など車の目立つ場所に貼られたシールに記載されているのが一般的です。もし、不明な場合はスタッフが調べてくれます。

空気圧表示シールの場所表示
画像引用:ブリヂストン

以上の3つのポイントに気を付けましょう。

2-2 セルフ店での頼み方

セルフサービスのガソリンスタンドでは、スタッフが1人しかいない場合もあります。その際は、自分で空気圧を点検する必要があります。

その際のポイントは次の2点です。

セルフ店でのポイント①:車両を適切な停車位置に移動

空気圧調整コーナーのスペースがあるガソリンスタンドでは、自分でそのスペースにクルマを移動します。できれば自分で空気圧を調整しましょう。空気入れ(エアインフレーター)の使用方法が分からない場合は、スタッフに尋ねたほうが良いでしょう。

ガソリンスタンドのエアーチェックコーナー
画像引用:株式会社白石

セルフ店でのポイント②:機器の使い方の確認

ポータブル式の空気入れ(エアインフレーター)の場合には、スタッフに一声かけ借りてきましょう。機器に使い方が書かれておらず、分からない場合は遠慮せずスタッフに尋ねましょう。

以上の2点がセルフ店で空気圧調整をする場合のポイントです。

2-3 夜間でも空気圧調整を頼める?

夜間に空気圧調整を依頼できるか気になりますね。

ポイントは次の2つです。

夜間のポイント①:フルサービスのスタンドはOK

フルサービスのガソリンスタンドの場合には、営業中は夜間でも空気圧調整を頼めます。ただし、忙しい時間帯には配慮しましょう。

夜間のポイント②:スタッフの在席確認

一方、セルフのスタンドの場合には注意が必要です。24時間営業のセルフスタンドでも、夜間はスタッフが少ない、または不在の場合があります。ポータブル式の空気入れ(エアインフレーター)でサービスを行っているスタンドの中には、機器の盗難を避けるため、深夜には使用できないようにしているところもあります。

この2つが夜間の空気圧調整のポイントです。

迷惑にならない空気圧調整のまとめ

  • フルサービスのスタンドでは、クルマの指定空気圧を伝え丁寧にお願いする。
  • セルフサービスのスタンドでは、出来るだけ自分で空気圧を調整する。
  • 夜間は、セルフのスタンドでは、空気入れ(エアインフレーター)が使えない場合に注意する。

以上のポイントを押さえて、ガソリンスタンドでの空気圧調整をスムーズに行いましょう。

適切な依頼と配慮により、スタッフとの円滑なコミュニケーションが図れます。

3 ガソリンスタンドの本音と避けるべき迷惑行為

ここでは、ガソリンスタンドが無料で空気圧調整を行う背景(本音)と、店員(スタッフ)が感じる迷惑行為について解説します。

3-1 ガソリンスタンドにとって無料の空気圧調整は迷惑?

ガソリンスタンドでタイヤの空気圧の調整をお願いすると、「迷惑にならないか」と心配する方もいるかもしれません。

しかし、その心配は不要です。

むしろ、多くのスタンドは、本音では「積極的に空気圧調整をさせてほしい」と考えています

その理由は3つあります。

本音①:事故防止

空気圧不足によるタイヤのバーストなどの事故を防ぎ、利用者の安全を守ることができます。ガソリンスタンドとしても社会的責任を果たすことになります。

本音②:顧客満足度の向上

無料サービスを通じて利用者の満足度を高め、リピーターを増やすことを期待しています。空気圧調整を依頼しやすい環境を整えることで、スタンドの信頼性も向上します。

本音理由③:追加サービスの提案

空気圧調整の際、タイヤの摩耗や不具合を発見したら、タイヤ交換や整備サービスを提案できます。このような営業活動で、スタンド側にとっても付加価値を生みだす機会となります。

そのため、ガソリンスタンドで空気圧調整を依頼することを「迷惑にならないか」と心配する必要はありません。

ただし、一部のスタンドでは、人員不足などの理由でサービスを縮小しており、空気圧調整を有料としている場合もあります。

3-2 ガソリンスタンドの店員(スタッフ)が感じる迷惑行為

ガソリンスタンドが空気圧調整を積極的に提供したいと考えていても、実際に対応するのは店員(社員やアルバイト)です。

以下のような行動は、店員(スタッフ)にとって負担となる可能性があります。

迷惑行為①:混雑時に依頼する

混雑時はスタッフが給油や他の対応で手一杯になっており、空気圧調整に十分な時間を割けないことがあります。待たせている他のお客様を優先する必要があるため、このタイミングでの依頼は控えるのがベターです。

迷惑行為②:スタッフが少ないときに依頼する

スタッフが少ない場合やワンオペレーションの時は、接客以外にも多くの業務をこなしていることがあります。一見、手が空いているように見えても、忙しい場合があります。そのため、事前に状況を確認してから依頼するのが良いでしょう。

基本的に、店員はお客様の要望に応えたいと考えていますが、忙しい状況を配慮することで、より気持ちの良いサービスを受けられます。

スタンドの本音と避けるべき迷惑行為のまとめ

  • 多くのガソリンスタンドの本音は、空気圧調整を無料であっても提供したいと考えている。
  • スタッフに気持ちよく対応してもらうためには、混雑時や少人数のときに配慮する必要がある。
  • 空気圧調整を依頼する際は、店員の状況を観察し、適切なタイミングを選ぶことが大切

4 エネオスなどブランドごとの対応の違い

ガソリンスタンドのブランドによって、空気圧調整の対応が異なることがあります。

ここでは、ENEOSをはじめとする主要ブランドの対応の違いについて解説します。

4-1 最大手のENEOSでの空気圧調整は無料?

全国で12,000店舗を展開するENEOS(エネオス)では、「Dr.Drive」(ドクタードライブ)という無料安全点検サービスを提供しています。

このサービスでは、タイヤの空気圧チェックを含む8項目の無料安全点検を無料で受けることができます

国家資格整備士をはじめ、専門スタッフが対応するため、安心して利用できます。

ただし、ENEOSの全店舗が必ず無料で点検を行っているわけではありません。

ENEOSの看板を掲げていても、運営がENEOS直営ではなく、代理店経営の場合もあるからです。

例えば、ENEOSブランドのスタンドを運営する宇佐美石油では、空気圧調整が有料となる場合があります。

このため、利用する店舗が無料サービスに対応しているか事前に確認することが重要です。

以上がエネオスの事情です。

4-2 ブランドごとの違いはある?

エネオス以外のガソリンスタンドチェーンでも、空気圧調整のサービス内容には違いがあります。

以下に、代表的なブランドごとの対応をまとめました。

アポロステーション

多くの店舗で無料の空気圧調整が可能です。ただし、すべての店舗が対応しているわけではないため、事前の確認をおすすめします。

コスモ石油

最寄りのコスモのサービスステーションでは、タイヤの無料点検を行っています」と案内されていますが、具体的な対応は店舗によります。

キグナス

ほとんどのスタンドで空気圧調整が無料ですが、セルフ式の店舗が多いため、利用者自身で調整することが一般的です。

JA-SS(農協系のガソリンスタンド)

農業従事者の利用が多いスタンドで、小規模な店舗が多い傾向にあります。そのため、空気入れ(エアインフレーター)が設置されていない場合もあります。

以上、エネオス以外の4つのブランドについてご紹介しました。

スタンドのブランドごとの違いまとめ

  • 最大手のENEOSでは、基本的に無料で空気圧調整を行っていますが、一部の代理店経営の店舗では有料となることもあります。
  • 他のブランドでは、ブランド間の違いよりも、店舗ごとの対応の違いが目立ちます。そのため、利用する際には事前の確認が重要です。

5 迷惑をかけないよう自分で空気圧を調整する方法

タイヤの空気圧は、車の安全性や燃費に大きく影響します。

適切な空気圧を維持することで、タイヤの寿命を延ばし、燃費を向上させることができます。

以下には、セルフ式のガソリンスタンドや店員(スタッフ)が忙しかったりする場合に、自分で空気圧を調整する方法を説明します。

5-1 適正な空気圧とは?

適正な空気圧とは、車種ごとにメーカーが推奨する空気圧のことです。これを維持することで、最適な走行性能と安全性を確保できます。

適正な空気圧を確認するためのポイントは、以下の3点です。

適正空気圧の確認のポイント①:空気圧表示シールで確認

運転席側のドア付近や給油口のフタの裏側など車の目立つ場所に貼られた「空気圧表示シール」に記載されているのが一般的です。これを参考にしてください。

適正空気圧の確認のポイント②:車両の取扱説明書を確認する

もし、空気圧表示シールが見当たらなければ、車両の取扱説明書で確認してください。その車両で推奨されるタイヤの空気圧が必ず記載されています。

適正空気圧の確認のポイント③:数値の単位はキロパスカル(kPa)

空気圧は通常、キロパスカル(kPa)で表されます。例えば、「210(2.1)」と書かれていれば、210キロパスカル(kPa)ということです。ちなみに、カッコ内の「2.1」は、キログラムフォース毎平方センチメートル(kgf/cm²)という単位です。

これらのポイントを押さえて、適正な空気圧を確認しましょう。

5-2 空気入れ(エアインフレーター)の使い方

セルフガソリンスタンドに設置されているエアインフレーターを使用すれば、自分で簡単にタイヤの空気圧を調整できます。

エアインフレーターの使用手順は、次のとおりです。

STEP
エアインフレーターの場所を確認する

セルフガソリンスタンド内に設置されています。案内表示を確認しましょう。ポータブル式のエアインフレーターの場合には、スタッフに一声かけて、借りてきます。

STEP
タイヤのバルブキャップを外す

空気を入れる前に、タイヤのバルブキャップを反時計回りに回して取り外します。

STEP
エアインフレーターのノズルをバルブに接続する

ノズルをバルブにしっかりと押し込み、固定します。このとき、空気漏れがないように注意してください。

STEP
適正な空気圧まで調整する

エアインフレーターの表示を確認しながら、空気を入れます。適正な空気圧に達したら、ノズルを外し、バルブキャップを元に戻します。

エアインフレーターの使い方に慣れることで、いつでも適切なタイヤの空気圧を維持できます。

初めて使用する際は、スタンドのスタッフにサポートしてもらうと安心です。

自分で空気圧を調整する方法のまとめ

  • 適正な空気圧は、運転席側のドア付近や給油口のフタの裏側などに貼られた空気圧シールで確認する。
  • 空気入れ(エアインフレーター)の手順を守って使用する。

6 ガソリンスタンドでの空気圧調整に関するQA

空気圧の点検時にスタッフからタイヤの営業を受けたらどうする?

空気圧調整時にタイヤの営業を受けることはよくあることです。必要であれば交換を検討し、不要であれば「今回は見送りたいです」と丁重に断りましょう。無理な勧誘には毅然とした態度で対応することも大切です。

スタッフからタイヤ交換などしつこい営業を受けた場合、どのように断るか?

しつこい営業に困った場合は、「今は検討中で、また後日考えたい」「他の店舗も比較したい」など、明確な理由を伝え、断りましょう。

オートバックスやイエローハットでの空気圧調整は可能?

オートバックスは全店で、クルマのタイヤ空気圧無料点検を実施しています。また、イエローハットでも、「各店舗にはタイヤアドバイザーが在籍しており、エアゲージによる正確な空気圧チェック・空気補充を無料で実施しています」とアナウンスしています。両店とも安心して空気圧の調整が可能です。

7 ガソリンスタンドで空気圧調整を頼むのは迷惑かのまとめ

この記事のまとめ

ガソリンスタンドの事情

  • 空気圧調整が無料で行われる理由として、安全性向上、顧客満足度向上、追加サービスの提案といったメリットがスタンド側にある。

頼み方のコツ

  • 迷惑と思われないため、混雑時や人員不足時など、店員が困る状況を避ける。
  • 丁寧に依頼し、適正な空気圧を伝える。

この記事がお役に立てば幸いです。

この記事を書いた人

クルマと共にするライフスタイルを追求するブロガー兼クルマ売買のアドバイザー
クルマがあるからこそ人生は素晴らしい。そんなクルマの魅力を伝えています。

「実際に見て触って使ってみる」をモットーに、カーアクセサリーの選び方やクルマの賢い売り方・買い方に関する情報を発信中。

クルマの売買に関するサポートや記事の監修なども行っています。

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